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  • 2015.07.01 Wednesday
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シタールのブリッジ素材

本日はカレーのレシピでもなく、コルカタお勧めスポットでもなく、このブログ上では滅多に書かない、シタールについて書きます。

今回のテーマは、シタール奏者なら一度は気になるブリッジ素材。


まず一つ目は牛の骨



この材の特徴はストロークした時に、とにかくブリッジからのレスポンスが良い事です。音色だけで言うと程良く軽やかなんですが、減りが早すぎてブリッジ自体が長持ちしません。月1くらいで、いちいちジャワリの調整をできる人なら話は別ですが、それでも毎回削ってたら寿命は短くなります。


次は鹿の角



これは、長年に渡って使われている素材ですが、牛の骨に比べたら長くコンディションを維持できる事が特徴なのと、独特の粘りというかスタンダードなシタールの音がします。結局音色と頑丈さで言うと多くのプレイヤーに好まれる素材だと思います。


そして黒檀



これも、今では一般的な素材の一つです。黒檀の特徴は、例えばデリーの楽器店リキラムで扱われていた黒檀のブリッジなど、1ピースの木材から彫りだされている黒檀のブリッジは、弦の振動を無駄なくボディーに伝えてくれるのと、ジャワリがオープンになり過ぎた時でも高域が控えられ耳には痛く聴こえないところでしょうか。あと、牛骨などの素材に比べて多少レスポンスは遅い感じがあります。


そして象牙



これは全く試しにやってみただけだったんですが、僕の師匠(今年78歳)が子供の頃古いシタールのブリッジはみんな象牙だったという話を聞いていて、コルカタでは音が固いと評判の良い材質では無かったけど、鹿の角なんかに比べて日本では印鑑素材などとして手に入る為、一度試してみたかった素材でした。特徴としては、素晴らしい振動の伝導率と、音のレスポンスの良さ。確かに少し硬質な音はしますが、ストロークのタッチがコントロールしやすいので、そこまで気になりません。あと、天然素材の中では鹿の角よりもコンディションが長持ちします。


以上の素材は天然素材の為、もちろん材のコンディションによって音質は大分変わります。例えば鹿の角のブリッジだけでも、素材の色などでも状態が確認でき、鹿の角の場合は死んだ鹿から採取した角と、喧嘩か何かして生きた鹿から折れた角とでは色も、また音色も違ってきます。それと、問題なのはこれらの素材が近年ワシントン条約の規制などで中々手に入らなくなってきている事です。牛の骨などは容易に手に入りますが、鹿の角などは一応規制されている物なので、良質の物は中々手に入りにくくなりました。良さそうな材を見つけたらとりあえず買っておくのも手です。

そして以下の素材は合成樹脂などの人口素材です。


デルリン



元々は車のベアリングなどに使われる素材と聞いていますが、どうなのでしょうか?多少レスポンスは悪い気がしますが、人口素材の特徴で、天然素材に比べてサイズが自由に取れるという利点があります。楽器のサイズやボディー材の厚みにもよりますが、あまり良質では無い天然素材に比べたら、この方がずっと良い気もします。あと、何よりコンディションが長持ちします。


アクリル



前途のデルリンに比べて、比較的近年になって出てきた素材ですが、今まであった人口素材の中では比較的レスポンスも良く、長持ち、そして見た目も自然なので今後広まる可能性のある素材です。少し音は硬質ですが、個人的にはデルリンよりも好きな感じです。



と、ブログのネタとして、ブリッジ素材についての浅いのか深いのか解らない説明でしたが、結論を言うと、結局は楽器自体の材質、音質特性、楽器の年齢などのコンディション、そして自分のプレイスタイルに合わせて選んでいった方が良いと思います。あくまでブリッジの素材や音色は、人で言うと声帯みたいな物、楽器本体の特徴をより活かすべく調整する物だと個人的には思っています。


それと、オマケに豆知識。よく外国人のシタール奏者がシタールのブリッジの事をジャワリと言っていますが、あれは本来は正しくありません。今では外来語のブリッジという言葉かジャワリでも意味は通りますが、元々はSwari又はSawariという言葉が使われていましたが、今ではブリッジという言葉の方が通りが良いです。因みにジャワリというのは、ブリッジの状態、音色調整という意味です。例えば、楽器屋さんに行って、「そのブリッジのジャワリやっといて〜(その駒の音色調整やっておいて〜)」みたいな例文ならご理解頂けると思います。


年に一度も書かないようなシタールについてのマニアックなネタでしたが、如何でしたでしょうか?当たり前ですが、楽器本体であれ、ブリッジの素材であれ、本人との縁次第。もし、自分の使っている楽器が自分にとって愛おしい物であるなら、いつも綺麗に手入れしてあげて、常に良い状態に使ってあげる事が一番です。その上でブリッジ素材を変えてみたりとか、何か自分の楽器に対してアイディアがあれば是非やってみてください☆








シタールに使えるマイク、トランスデューサー

シタール奏者のブログなのに、シタールに関する事もインドに関する事もあまり書かない、単なる趣味全開のブログですが、皆さん如何お過ごしですか?

今日は久しぶりにシタールに関するブログです。前から色んな人に質問されてた事で、シタールをライブでどうやって音拾えば良いですか?って質問。何かと苦労するシタールの音録り。自分がインドに住んでた頃はマイクなんて音さえ出ればいいやと思って、何も気にしてなかったものの、いざインドの外に出てみると本当に色んな物があって、レコーディング向きな物からライブメインな物まで色々な物があります。

単なる奏者個人の一意見ですが、普段ライブ等で使用している機材をブログで紹介します。

一番良く使用しているのはスイスのSchertler社のDYN-E



同社の数あるDYNシリーズの中でも、一応エスニック楽器用という大雑把なくくりの物で、使い方に慣れは必要な物ですが、高音域の感じよりも中域から低音域が割とナチュラルな感じに録れます。少し大き目のステージや古典の演奏の時に良く使ってます。クラシック系の人がユーザーで多い事もあって貼り付け系のダイナミックマイクにしては結構自然な感じで音が作れます。GAINを高めに設定して、各音域の出力を抑え気味にすると音が作り易いです。国内での価格は4万〜5万くらい。


次はK&K社のBig-Twin



ピエゾの貼り付け系のトランスデューサーではかなりの商品を出している同社ですが、その中でもこれは低音楽器用。見た目の通り2箇所から音を拾えます。これは上記のDYNに比べて結構ダイレクトな音になってしまうので、例えば同じ音域の楽器と一緒に演奏する時とか、周りに沢山楽器が居る時に使ってます。それに、これ安くて、確か7000円台で買ったのを覚えてます。

因みにこれはプリアンプやD.Iが必要になる物なのですが、K&Kから出てるプリアンプがイマイチ気に入らなくて、最近使ってるのがこのD.I↓


L.R.BaggsのVenue D.I.



名前のごとく、まさしく現場D.Iです。各音域の周波数が個別に手元で調整できて、凄く使いやすいです。K&Kの物に比べて、しっかりと生楽器の感じが出せると思います。でも、これは楽器本来の音をそのままと言うよりも、トランスデューサーとプリアンプで生っぽい音を作り出すって感じに近いと思います。国内での価格は3万円台後半くらいと思います。



上記紹介した貼り付け型の物は、どうしても楽器のエアー感まで録りにくいという傾向があるので、通常は上記の様なマイクに加えて、主に共鳴弦と高域のエアー感を録る為に↓の様なマイクを合わせて使ってます。


SENNHEISERのMD421



クジラとして色んな楽器に昔から使われてた有名なマイク。音響的にトラブル無さそうな場所ならこれだけでも全然大丈夫な感じで使いやすいマイクなんですが、普段は貼り付け型+このMD421をローカットして使ってます。ちょっとコンデンサーっぽいような高音域の感じも嫌みじゃなくて好きです。これは結構どこでも売ってるマイクで価格も大体4万位と思います。


で、もう1つはAKGのC411



貼り付け型のコンデンサーマイクで、キレイな高域が出るんですが、主にこれも大きなボリュームの楽器と一緒に演奏する時にMD421の代わりに使ってます。価格は1万くらいと思います。低音弦の無いシタールの流派だったら、これと普通のマイク混ぜて使えば煌びやかで使いやすいと思います。



状況にもよりますが、シタールって普通のマイクだけで音を拾うのが結構難しい(特に周りの楽器が大きいと)ので、ハウリングに強い貼り付け型のマイクはやっぱり使いやすいです。他にも色々な同系列の商品が出てるので、今後も色々試したいです。ただ、例えばBARCUS BERRYのINSIDERとか、重量自体が重いタイプの物は楽器に直接つけると、楽器自身の鳴りが損なわれる感じがあります。もっと大きな楽器なら使えるのかもしれませんが、とりあえずシタールのボディーにはあんまり良い効果は無いと思います。それと、貼り付けタイプの物って、貼る位置によって全然音が変わってくるので、自分の楽器の一番良いポイントを探してみてください。僕は大体ブリッジのちょっと下あたりで拾ってます。


以上な感じなのですが、この前ネットで見た物で、まだ試してもないし何とも言えないのですが、これ↓


McIntyreのST-08



アコースティックギターやウクレレのトランスデューサーとして国内でも時々目にしていたMcIntyreの商品で、遂に!遂に!シタール専用トランスデューサーが登場!何年か前に発売されてたらしいんですが、知りませんでした。一体誰が買うんやろうか?全世界で考えても何人買うんやろうか?とりあえず、先日McIntyreの日本代理店に連絡取ってもらったら、全く取扱いが無いとの事…。しょーがないけど、とりあえず個人で輸入してみます。値段もそんな高くないし(確か90$くらいでした)、一度試してみます。せっかく出たシタール専用っていう聞き慣れない響き(笑)上記のVenue D.Iと合わせて使えそうな物ならいいな〜。使ってみて良かったら、またブログで紹介します☆


というわけで、超マニアックなシタールのマイクネタでした。

ニス塗り

SN3D038200010001.jpg
シタールの糸巻き、一度塗装を剥がして、ニスを塗り直してます。

別にそんな事blogに書く理由は全く無いのですが、ベランダの物干し竿に七本の糸巻き達が揺れている光景が、何だか気だるく平和だったので載せてみました。

今日は天気悪そうだな〜。

楽器のメンテナンスレッスン

SN3D024500010001.jpg

ウチのシタール教室では楽器のメンテナンスの授業を時々やります。大体、年末の大掃除に合わせて、みんなの楽器もキレイにしましょう☆みたいな感じでやるのですが、楽器にガタが来てた子も結構居たので、数人にまた弦の張替えから、磨き方から、レッスンしてました。

ご存知?の通り、シタールは何分弦が多いので、とにかく初めての弦交換は時間がかかります。大体みんな最初は半日くらいかけてやってる。弦の先で指刺しまくりながら(笑)慣れれば、30分くらいで高速弦張り替え出来るようになります。

でも大体メンテナンスの授業なんて、キレイに掃除して、弦張り替えて、までで終わるのですが、今回ついでにブリッジのジャワリ調整もレッスンしました。この調整で音の表面的な部分が変わるので、重要な作業です。

この調整、もちろん教えるのなんて初めてなんですが、良く考えたらウチの生徒達、結構技術職の人が多いので、できるかも?と思い教えたら、結構な完成度でいけました☆

もちろん、そんな一回のレッスンで中々上手く出来るような物でも無いのですが、とりあえず経験が大事です。それにしても、ウチの生徒さん達、ミズラーブ(演奏用の爪)を自作してきたり、色んなシタールの備品を作ってくれたりするので、そのうち新素材のブリッジとか(因みに↑の画像でブリッジ削ってる子は樹脂系の工場勤務)作ってくれるかも(笑)

そう、ブリッジ削りながら生徒と話てたのですが、鹿の角のブリッジって、削ってると■ー■■の香りが漂います。

■ー■■の答えが解った方も、絶対にコメントには答えを書き込まないでください。

SEE YOU

アンプを買いました☆

080420_2015~01.jpg

前から購入を考えてたアンプをついに購入☆スイスのSchertler社のUNICOというモデルです。同社のDAVIDというモデルを最近アコースティックギターの奏者や、ウッドベースの人に人気があると聞いたのと、同社のDYNーE(貼り付けるコンタクトタイプのダイナミックマイク、エスニック楽器用モデル)を使ってきて感じが良かったのが購入の理由です。

最初、代理店のクロサワ楽器さんのご協力でわざわざ大阪まで送って頂き、試奏する事ができたんですが、最初は使い方がイマイチ解らず「何これ?全然使われへんやん!」って正直思いました(笑)でも、さすがにそんなに使えないハズが無いって思って、翌日に再度試奏して色々研究した結果、やっぱり凄く良かったです。

普通のギターアンプやベースアンプに比べると、実際高品質なミキサーとスピーカーが一緒になりました、みたいな感じの物です。でも、そのミキサーとスピーカーがそれぞれ凄く高品質な物で、その音のクリアな感じとダイレクト過ぎない質感が気に入ってます。基本的にはDYNやSTADという自社製品のマイク専用チャンネルみたいになってるんですが、DYNチャンネルと、STAD(STAD以外のピエゾやトランスデューサーにも使用可能)と、普通のマイクIN(ファンタム電源付き)、それとDIのINも付いてて、凄いのは全てのチャンネルにスプリングリバーブが独立して付いてる事。そのリバーブがめっちゃ良い!何かあのデジタルリバーブの感じって、元々半分リバーブかかった様なシタールの音色に合わない気がしてたんですが、シタールの音色にも凄く自然に反応してくれます。

ただ、普通のマイク以外のピックアップやトランスデューサーを使う場合、相性はかなり制限されてくると思います。基本的にクセの無いアンプなので、何にでも合う感じがするのですが、やっぱり自社製品との相性と比べると微妙です。自社製品専用のチャンネルが2つも付いてる事自体、もともとそういう作りなんかも(笑)

最近古典のライブではDYNのマイクでミドル〜ベースの音域を出して、共鳴弦やトレブルの鳴る感じとかは普通にマイクで取ってます。マイク使ったら状況によってはハウリングしやすいんですが、マイクの音域のベースからミドルを殆どカットしてるのでハウリングの可能性も極端に減ります。ミックス具合はDYNが7割でマイクが3割くらいです。

でも、これならアンプの2チャンネル使って、マイクもアンプから出しつつ、その出音をマイクで録るか、そのままダイレクトにPAに送ってもいいかも。それならアンプ自体もモニターで使えるし。因みにあれは良いかもって思って、実は今日マイクも衝動買いしてしまいました。AKGのC411っていう比較的に安いコンデンサーマイクで、見た目は貼り付けタイプのピックアップですが、物は単なるコンデンサーマイクだと聞いたので、このアンプとも相性良いだろうと思って買いました。またそれも報告します。

シタールをいかにマイキングするかは、世界中のシタール奏者の抱えている問題だと思うのですが、英語でも日本語でも以外にその情報ソースって無いので、ブログ上にこれからもシタール周りの機材関係についての成功例、失敗例をアップしていこうと思います。実際、今回のアンプの使い方や他のマイナー機材とかについても、ネットで検索してヒットしたブログの記事とか読んで、僕も凄く参考になったんで。

つか単なる理想ですが、いつの日か近い将来にシタール専用のマイクなりピックアップなり開発されて欲しい!そんなにシタール奏者の人口って少ない?(笑)世界のどこかの1社が作れば、それなりに需要はあると思うんですが、誰かそんなんやってみーひん?(笑)

そういえば、先日デリーでRikhiRam&Musicのサンジャイ氏が、ここ数年作られているフラットバックの小型シタールに、Fishmanのピエゾを内臓したモデルを試作してましたが、あれはどうなったんかな〜?また来年行った時にでも話を聞いてみます。

そうだ、最近メインで使ってるチーク材のシタールもちょっと改造したので、また近々ブログに内容をUPしてみます☆いつも、「あそこで呑みました」「今日はここで呑みました」という小学生の日記の様な簡素な物しか基本的に書かれていないこのブログ(笑)一応シタール奏者のブログなので、シタールに関する事もたまには…という事で本日のアンプ+マイクに関する記事でした。

因みに購入したアンプUNICOの製品詳細は↓
http://www.digimart.net/inst_detail.do;jsessionid=8A460560ECE13A9F68FFA3F5AC5CD0A1.rm2?instrument_id=DS00387631


Schertler




最近ライブやレコーディングなどで使っているSchertlerのトランスデューサーについて紹介します。

今まで主にライブ用で様々なマイクやピックアップを試してきましたが、最近使っているSchertlerのDYN-E(DYNシリーズのEthnic楽器用)は凄い!今まで使ってきたコンタクトタイプのピックアップはハウリングを起こし難いけど、音質自体が凄くエレクトリックな物になったり、「そこじゃないねん!」っていう音域ばっかり拾ったり、「それは拾わんでええねん!!」ってストロークのノイズばかり強調したり、まあ全然良くありませんでした。ヴォリュームの大きな楽器と演奏する時に仕方なく使ってきただけです。

で、噂だけを信じて購入したSchertlerは見かけではわかり難いですが、コンタクトタイプのダイナミックマイクで、ハウリングはそこそこ防げるし、何より生の楽器の音に一番近く表現できる!

大体どのマイクを使っても高音域ばっかりとられる事が多かったのですが、これは中〜低音域をメインに出る感じです。高音がキンキンして耳に痛い事が無いです。逆に高音出難いです(笑)

でも、このマイクの変わってるのが、ミキサーにダイレクトに繋いでイコライジングしようとしても、音が曇るばかりで上手く反応しないんです。どっちかと言うと、トレブルやベースなどを殆ど下げて、ゲインとレベルだけで調節する感じです。音質を大きく変えたければマイクを貼る位置を変えるのが一番早いです。これだけで、驚くほど音質が違ってきます。

そして出力がデカい!音質を手元で調整したい場合は別としてダイナミックマイクなので、プリアンプは要りません。

ただ、かなりナチュラルな音質にはなるのですが、音の輪郭がもう少し欲しいかも。なので、同じくコンタクトタイプのコンデンサーマイクを貼り付けて、ミックスするという案も考えてますが、しばらくはシンプルにこのDYNだけ使ってみようと思います。

一応シタールにお勧めって書いてますが、例えばエフェクトかけたり、共鳴弦の音や倍音成分が強く欲しいと言う人には向かない感じです。あくまで丸い感じの温かみのある音って感じです。

このトランスデューサー、民族楽器のマイキングとかで困ってる人とかにはかなり重宝すると思います。あまり日本には流通してないですが(Bass用ならあります)クロサワ楽器がSchertler社の日本総代理店なので、頼んだら輸入してくれます。

Schertler WebSite http://www.schertler.com/





楽 器 愛


楽器のプレイヤーの方なら結構誰でもそうだと思うのですが、一つの楽器を愛してやまない楽器愛について。っていうか単に自分の愛する楽器について(笑)

ここ数年ずっとメインで使ってるこのシタール、実は3本目で、1本目は15歳の時?神戸の元町で買ったカルカッタのモンダル製のシタール。ステッカーだらけで、傷もかなりいってました。今はワカンタンカのトンチが持ってます。

2本目は高3の時初めて訪れたカルカッタで、野良猫追いかけて行ったら楽器屋にたどり着き、そこにはインドで最年長とも言われる楽器職人のヘメン爺ちゃんが。いや実際シタールを探してたんですが、まったく目的を忘れて野良猫と遊んで、ネコ好きのヘメン爺ちゃんと猫談義を一時間程した後、爺ちゃんが「ところでオマエ何しに来たんや?」と聞かれ、「あ、そうそうシタール探しててん!」って(笑)その時の楽器は今では希少な激古いビルマチークの楽器で、最初はガチガチの音でしたが今はかなり鳴ります。そして明るい色が綺麗!ヘメン爺ちゃんには未だに凄くお世話になっています、この前もカルカッタで「大きくなったな〜」って言われて(笑)「いや、もう26です(笑)」って言ったら、「時間は早いね〜」って爺ちゃん言ってたけど、実際何も変わらないのは爺ちゃん本人で、もうすぐ80歳になるのに未だに毎日店に出てきて、朝から晩まで作業してます。あの人ホンマに元気☆

で、3本目の今の楽器はヘメン爺ちゃんの息子であるラタンに作ってもらったやつです。実はその前に彼にはシングルシタール(共鳴弦なしの7弦シタール)を作ってもらった事があって、それが結構良かったから古いトゥン材のシタールを1本オーダーしたのですが、それが凄く当たりで結局ずーっとそれ使ってます。何か初めて弾いてみた時の感じはシックリこなかったんですが、弾くにつれ体への密着度が違うと言うか、マイルドで粘っこい音だけどブライト感もあり、低音域から高音域までバランスの良い音の出方をする楽器です。多少メタリックに感じる時もありますが、楽器は古くなるとブライト感が減ってくる物が多いので、とりあえず弾き込もうと思います。シタールは楽器にもよりますが、大体5年位は弾き込まないと楽器の本性は中々わかりません。最初から変に鳴りの良いシタールは後で音がカスカスになる事もあります。

この楽器の改造点としては、ジャワリ(ブリッジ)横に2点ピン(ブリッジを下にずらさない為)と、タラフラー(共鳴弦)1本1本に独立した柱を何年か前にデリーのリキラムで付けてもらいました。あのタラフラー用の柱は厳密に言うと各柱それぞれ高さが微妙に違うので結構トラブル多いんですが、タラフラーの鳴りは良いです。

ホンマにこの楽器って不思議で、時々他のシタールに持ち替えて弾いても、何かしっくり来ず、結局このシタールに戻ってしまう。楽器屋にメンテナンスに出したりする時、他のシタールに混ざってても、自分に対して一番輝いて見える。縁を感じると言うんかな?そして、頑固であまのじゃくな性格もよく似てて(笑)、時々素晴らしく良い音を出してくれるのに、次の日には出す音色も良くなければ、何かノイズ出したり、指に何か刺さって痛手をおったりする。凹みます。そんな時は「わかったわ!この気まぐれ!!今日はもう触れへんわ!寝とけや!ボケ!!」って感じでケースの蓋を閉めて、何本かタバコを吸います(笑)何か誰かと同棲してるみたい(笑)僕が今までつき合った人達の血液型の殆どはB型だったのですが、何か性格的にあのシタールはB型かも(笑)嫌や(笑)


因みに今後のシタール改造計画。

1、テイルピースを鹿の角の物から金属製に替える。
あんなデカイ鹿の角よりはサイズのまとまった金属製の方が「割れる」などのトラブルを防ぎ、弦の振動をもっとボディー方面に素直に伝えれると思います。

2、パンチャム弦の移動。
低音弦を弾く時、パンチャム弦が指にあたって弾きにくいのと、パンチャム弦のチューニングが狂いやすくなります。以前何かのサイトで見たんですが、パンチャム用のナットを別に作って弦の位置を変える。又はパンチャムのナット付近の弦高を下げて指にあたりにくくする(これは別のシタールで実践済)、色々方法を考えています。


日本にもっと極端にシタール奏者が増えたら「ギターマガジン!」とかみたいに、「シタールマガジン!」とかできたらいいな〜(笑)じゃあ、プレイヤー同士の情報量も広がるし、もっと色んな試みが楽器に対してされると思う。日本シタール協会とか無いの!?いつかそんなんできたらいいな〜、って言うか作ってもいい!(笑)参加者募集!

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